メンタルヘルス研修「精神疾患の理解と対応」

メンタルヘルス研修 講師
日 時2020年2月21日(金)9時30分〜17時00分
場 所愛三工業 社員クラブ
内 容「精神疾患の理解と対応」
参加者社員12名

 今回の研修は、丸一日を使って、精神疾患について勉強していただきました。取り上げたのは、うつ病、睡眠障害、不安障害、強迫性障害、発達障害、パーソナリティ障害で、非常に盛りだくさんの内容となりました。どの疾患についても、解説を加えた後で事例を提供し、その事例について15~20分ほど、グループで交流していただきました。「自分が当事者だったら?」とか、「自分がこのケースの上司(あるいは部下)だったら?」というような形で、自分事として捉え、検討されている様子がうかがえました。

 疾患別では、特に睡眠障害のところでたくさんの質問をいただきました。睡眠障害はかなりポピュラーですし、オープンにしやすいという特徴もあるかと思います。また、対応が簡単で、ある程度の対策をすれば自分でも改善できる、という点が興味を引いたとも考えられます。

 終了後は、懇親会に参加しました。産業カウンセラーの方、産業カウンセラーの卵の方、企画担当の方がおられて、企業でのいろいろな困りごとやエピソードを聴かせていただきました。おいしいお酒もいただけて、充実したものとなりました。

 アンケート結果もなかなかの評価をいただきました。特に自身の対応についての参考になったという声が多く、講師としては非常にうれしい評価でした。次年度も呼んでいただけそうなので、今回の研修を反省して、より工夫を凝らした研修にしたいと思います。

京都大学でドイツ観念論哲学とその日本への影響を学ぶ。社会人経験後、認知行動療法の第一人者である井上和臣先生の指導を仰ぐために、鳴門教育大学大学院に進学。この頃からマインドフルネスの実践と研究を始める。 大学院修了後、長岡病院に入職。大阪経済大学・花園大学・立命館大学の非常勤講師、EAP研究所の客員研究員などを兼務。少年院へのマインドフルネス導入の助言も行っている。認知行動療法やマインドフルネスの研修をこれまで100回以上担当。 2020年1月に哲学心理研究所を開業。

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